ペットの防災対策
災害時における飼い主の心構え
ペットの安全を守ることができるのは、飼い主のみです。
大切な家族の一員であるペットと一緒に災害時の困難を乗り切るために、飼い主自身が日頃から災害に対する備えを行うことが重要です。
ペット用の避難用品・備蓄品の確保
災害時を想定し、ペット用の避難用品や備蓄品の準備・確保を行う必要があります。
避難用品・備蓄品(一例)
- 日頃食べさせているフード・水(7日分以上)
- 療法食、服用している薬
- ケージ・キャリーバッグ
- 予備の首輪・リード(伸びないタイプ)
- トイレ用品や排泄物の処理用具(ペットシーツ・猫トイレ砂等)
- 食器
- ガムテープ・油性ペン
災害時に役立つしつけ
むやみに吠えない、ケージやキャリーバッグに慣れさせておくなど、基本的なしつけをしておきましょう。災害時の避難生活によるストレスを軽減することにつながります。
ケージ・キャリーバッグに慣れさせる方法
- 日頃から扉を開けた状態で部屋に置く。
- 休めるスペースにしておく。
- 中でおやつやフードを与えて、良い印象を与える。
ペットと避難生活
災害が発生したら、まず自分の身の安全を確保し、落ち着いてから自分とペットの安全を守りましょう。避難が必要と判断したら、避難所などの安全な場所にペットと同行して避難しましょう。
避難所は様々な人が共同生活を送る場所であり、ペットが苦手な方やアレルギーのある方に特段の配慮をする必要があるため、避難所に連れてきたペットは、屋外での飼育が基本となります。屋外飼育が出来ない場合は、自宅での在宅避難、ペットホテルや知人宅へ預ける、車中避難(いずれも安全な場所であることの確認は必要)など、あらかじめ避難所以外の避難方法について検討しておきましょう。
また、避難所でのペットに対する備蓄品の準備は、基本的に飼い主の責任となります。
注意事項
「同行避難」は、あくまでもペットと一緒に避難所まで避難することを意味するものであり、指定避難所でペットを飼い主と同室で飼養管理できる(同伴避難)という意味ではありません。
環境省パンフレット