令和7年度の「町長への手紙」
移民問題について町の対応を検討してほしい(20代以上 札内市街地)
内容
最近、日本で暮らす外国人が増えています。ルールを守らない外国人がいるため治安が悪くなり、日本人が安心して暮らせなくなってきていることが不安です。町は他人事だと思わずに対策を考えてほしいです。
回答
このたびは、移民政策についてご意見をいただき、誠にありがとうございます。
近年、全国的に一部の外国人によるルール違反やマナーの問題が報道される中で、「治安が悪化するのではないか」「安心して暮らせなくなるのでは」といった不安を抱かれる町民の声があることは、町としても真摯に受け止めております。
幕別町では、すべての住民が安全・安心に暮らせる環境を守ることを最優先に考えております。外国人であっても、日本の法律や地域のルールを守ることは当然のことであり、違反行為があった場合には、警察や関係機関と連携し、速やかに情報を共有しながら必要な措置を講じてまいります。
一方で、慢性的な人手不足により、本町においては、製造業や農業など各産業の重要な担い手として外国人労働者が年々増加しており、就労環境の整備はもとより、地域社会の構成員として対等な関係のもとで相互に文化の違いを認め合い、共に生きていく多文化共生社会の実現は重要であると考えております。
町といたしましては、ルールを守らない行為に対しては毅然とした対応を行うとともに、町内に暮らす住民一人ひとりが地域社会の一員として責任を持ちつつ安心して暮らせる環境づくりに取り組んでまいります。
担当部署
企画総務部政策推進課
札内コミュニティプラザ大集会室のエアコン設置と減免について(60代以上 札内市街地)
内容
(1)近年の猛暑日が続くような状況では、大集会室は異常な高温多湿になるためエアコンの設置を望みます。 エアコン設置が難しいのであれば大型移動式扇風機の導入をお願いいたします。
(2)熱中症警戒アラート等の警報が発令された場合に、施設使用料はキャンセルではなく減免の対応を要望いたします。自然災害などにより交通障害が発生している場合などについても同様の対応を要望いたします。
回答
日頃より、札内コミュニティプラザをご利用いただき、誠にありがとうございます。
近年、地球温暖化の影響から全国的に気温の上昇傾向が続いており、十勝においても、気温が30度を超える日が増加し、今年の7月には猛暑日が4日連続となるなど、厳しい暑さが続きました。熱中症へのご配慮と安全を第一に考えたご意見に感謝申し上げます。
(1)ご要望の1点目、札内コミュニティプラザ大集会室のエアコンの設置についてでありますが、大集会室は天井が高く、広い床面積を有していることから、エアコンを効率的に運用するためには多額の費用を要するため、現在のところ設置する考えには至っておりませんが、大型扇風機の導入につきましては、必要台数や能力などの有効性等について検討してまいります。
なお、町では公共施設のうち、気温の上昇する時間帯に長時間にわたり利用者が滞在する、保育所や小・中学校などを中心に冷房設備の整備を進めてきたところです。一方で利用者が滞在時間を選択することができる公共施設については、多額の費用を要することなどから、現在のところ設置する考えには至っておりません。
しかしながら、札内コミュニティプラザは避難所として位置付けている施設でもありますことから、エアコンの個数や能力などを検証し、公共施設の環境改善に向けた検討を進めてまいります。
(2)ご要望の2点目、キャンセル料の取り扱いについてでありますが、現行の使用料・手数料の見直しに関する基本方針では、公共性・公益性が非常に高く真にやむを得ない場合(災害対応など想定外の事態に対応することを想定)にキャンセル料を免除することとし、猛暑日や暴風雪などによる不要不急の外出を控えるような場合のキャンセルにつきましては、減免の対象外としております。
一方で、近年、猛暑による健康被害のリスクが高まっており、国からも「熱中症警報アラート」や「熱中症特別警戒アラート」が発令されるなど注意喚起が強化されており、災害時と同様のやむを得ない事態であると考えております。
こうしたアラート発令時に体育施設の利用やイベント等の事業を中止し、使用料を減免する取組を始めている事例もありますことから、本町におきましても、町民の皆さまが安心して施設をご利用いただけるよう、今後の制度見直しの中で、キャンセル料を免除できるよう、検討を進めてまいります。
なお、いただいたご意見は関係部署と共有し、施設運用の改善に生かしてまいりますので、引き続きご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
担当部署
企画総務部総務課
企画総務部政策推進課
札内支所
保育料の算出方法について(女性 札内市街地)
内容
「第3子のカウント方法の見直し」と「第6階層以上の保育料の改定」について検討をお願いします。
回答
保育料の算出方法についてご意見をいただきありがとうございます。
幕別町の保育料については、平成27年度から開始された子ども・子育て支援新制度に伴い、世帯の所得の状況その他の事情を勘案し、幕別町保育料条例に定めております。
ご要望の1つ目、第3子のカウント方法の見直しについてでありますが、多子軽減の考え方については、本来は入所児童1人ひとりにかかる保育料でありますが、同時就園における保護者の経済的負担を軽減しようとするものであり、平成27年度は国の制度に基づき、就学前児童の2人目は半額、3人目以降は0円とし、平成29年度からは北海道における多子世帯の保育料軽減支援事業を活用し、市町村民税所得割合算額が169,000円未満(第5階層以下)の世帯で、年齢に係わらず生計を一にしている子のうち、最年長者から順に数えて2人目以降の児童の保育料を0円とする軽減措置の拡大を実施してきたところです。
市町村民税所得割合算額が169,000円以上の世帯については、夫フルタイム、妻パートタイム、16歳未満の子3人の5人世帯をモデルに世帯収入を推計しますと年収約700万円となり、町内の同モデルの平均世帯収入約570万円を130万円程上回っており、過度な負担を強いている状況にはないものと考えておりますことから、現時点においては、改定する予定はありません。
ご要望の2点目、第6階層以上の保険料の見直しについてでありますが、市町村の保育料につきましては、国の定める基準額を上限として市町村が設定することとされ、幕別町においては、国基準額の85%を基本とし、各階層の負担がなだらかになるよう保育料を設定したものです。
このように、応能負担を原則としながらも、町独自に保育料の減額を実施しておりますことから、現段階においては、第6階層以上の保育料の改定をする予定はありません。
今後につきましては、引き続き、北海道の補助制度や近隣自治体の事例を参考に、町民の皆様のご意見を踏まえながら、安心して産み育てられる環境の充実に努めてまいりますので、ご理解いただきますようお願いします。
担当部署
保健福祉部こども課
プールと合同墓地の造成について(女性 札内市街地)
内容
- 札内地区にプールをつくってほしいです。
- 合同墓地を造成する考えはありますか。
墓地に関するアンケート調査の結果についてはどうだったのですか。
1. 回答
札内地区に大人も使えるプールをつくることについて、ご意見をいただきありがとうございます。
幕別町には現在、幕別町民プール、札内南町民プール、札内北町民プール、忠類町民プールの4つの町民プールがあり、町民の健康増進や体力の向上等に大きな役割を果たす施設であるとともに、学校教育における体育授業にも活用されており、多くの町民の皆さんに親しまれております。
札内地区のプールは、札内南町民プールと札内北町民プールの2か所のほかに、昭和42年に建設した札内東町民プールがありましたが、建設後50年以上経過し、老朽化が著しいことなどから、令和2年度をもって廃止しております。
この廃止に至るまでの検討過程では、札内東町民プールを単独で建て替える計画でありましたが、他の2か所のプールも建設後30年近く経過(検討当時)しており、近い将来に改修や建て替えを検討しなければならない時期となりますことから、建設費や維持管理費等を考慮し、3か所の町民プールを統合して新たに通年で開設できる温水プールを整備することについても併せて検討してきた経緯があります。
しかしながら、札内東町民プール単独での建替えは効率的ではなく、他の二つの町民プールについては今後も十数年は利用可能でありますことから、必要に応じた改修等により、今ある施設の有効利用を図りつつ、財政的な負担も含め、長期的視点に立った札内地区のプールの在り方を検討するとの結論に至っております。
このため、いずれのプールも建設されて以降多くの年数が経過しておりますが、現時点におきましては、皆さんが安全かつ快適に利用できるよう必要な修繕や整備を行いながら町民プールを運営し、引き続き、将来の人口減少の動向や施設の利用状況等を踏まえ、今後の公共施設の適正配置などを総合的に考慮し、慎重に方向性を見出してまいりたいと考えております。
2. 回答
合同墓地について、ご意見をいただきありがとうございます。
この度ご質問のありました合同墓地の設置に対する町の考えについてお答えいたします。
一つのお墓に複数の焼骨を納める合葬式のお墓は、「合葬墓」や「合同墓」、「合同納骨塚」など複数の呼び方がありますので、ここでは「合葬墓」を用いてお答えさせていただきます。
町では、令和3年度から7年度までの5年間で町営墓地に墓参りに来られる方を対象に、現在のお墓の管理者の所在状況や町営合葬墓の必要性及び利用の意向についてアンケートを実施するとともに、町内の全ての寺院との意見交換を行い、合葬墓の設置等を含めた今後の墓地のあり方について検討を行っているところです。
昨年度(令和6年度)までのアンケート調査では、回答者のうち約3割の方が合葬墓の利用を希望されている一方、檀家数の減少傾向が見られる中、一部の寺院は自ら合葬墓を設置し、寺院経営の一方策としている事例も確認しております。
このようなことから、町営墓地における合葬墓の設置については、町民の意向や寺院に対する影響などを総合的に勘案しながら慎重に判断しなくてはならないものと考えており、現時点において直ちに設置する考えは持ち合わせておりません。
担当部署
- 教育委員会生涯学習課社会体育係
- 防災環境課地域環境係
バスケットゴールを設置してほしい(男性 札内市街地)
内容
近くにバスケットゴールがないので、スマイルパーク内に夜間照明付きの屋外バスケットゴール大人用・子ども用の設置をお願いします。
回答
ご意見をいただきありがとうございました。
現在、札内地区には、札内スポーツセンターのアリーナに屋内2面と札内川河川緑地(札内川の河川敷地内)に屋外1面のバスケットコートを設置しているほか、町内の小中学校の体育館にもバスケットコートを1面又は2面設置しています。
さらに、若草南公園には、公園を整備する前に地域住民の意見などを伺うワークショップ等を開催し、遊具としてのバスケットゴールを1基設置しています。
また、希望されている屋外のバスケットゴールは、周囲の状況にもよりますが、ボールが周囲に飛び出さないよう防球ネットや防球フェンスのほか、一定の広さの舗装整備が必要となります。
現時点では、利用状況などから札内地区のバスケットコートは足りていると考えているため、スマイルパーク内に屋外のバスケットコートやバスケットゴールを設置する予定はありません。
ご意見に応えることはできませんが、貴重なご意見として伺いましたので、今後の公園整備の参考にさせていただきます。
担当部署
建設部土木課
教育委員会生涯学習課

