「幕別町環境宣言」について
「幕別町環境宣言」を発信します!
わたしたちは地球にいかされています。
わたしたち幕別町民は、
水とみどりの地球をまもります。
幕別町エネルギー対策推進委員会の要望により、平成20年9月の町議会において、「幕別町環境宣言」に関する決議案の議員提案がなされ、全会一致で可決されました。
現在、地球環境問題は21世紀における人類最大の課題となっています。地球温暖化対策は、日本国民はもとより全世界で取り組まなければならないものですが、町民一人ひとりあるいは事業所一つひとつの小さな取り組みの積み重ねが重要であるため、町民の決意として、本可決により「幕別町環境宣言」を発信することとなりました。
また、本宣言と同時に『「地球にやさしい行動」の具体的な取り組み』や、取り組みにより二酸化炭素(CO2)削減量などがわかる『地球にやさしい行動チェックシート』を作成しました。地球環境を守るため、できることから少しずつ始めましょう。
幕別町環境宣言
基本理念
私たちの住む幕別町は、日高山脈を遠くに仰ぎ、清らかな流れ、豊かな大地が広がる北海道らしい自然に恵まれた「まち」です。
先人たちは、この自然と共生し、自然から多くの恵みを受け、暮らしや産業を育んできました。
今日、森林の破壊やエネルギーの大量消費など社会経済活動に起因する地球温暖化をはじめとする地球環境問題は、人類の存亡に関わる重大な問題であり、私たちの生活へ大きな脅威をおよぼしているといえます。
私たちは、自然と共生して健康で快適な生活を営む権利を持っているとともに、この権利を子孫に受け継いでいく責任と義務を負っています。
私たち幕別町民は、かけがえのない「まち」の自然環境を守ることはもとより、地球環境を保全するために、家庭や職場、地域において地球にやさしいライフスタイルの実践に取り組んでいくことをここに宣言します。
基本方針
私たち幕別町民は、自然環境を守り、地球環境への負荷を抑制するために、以下に掲げる方針に沿った地球にやさしい行動に取り組むことを決意します。
- 省エネルギーの推進に取り組むとともに、太陽光発電など化石燃料以外の新しいエネルギーの活用に努めます。
- 省資源、リサイクルの徹底、廃棄物の分別の徹底による減量化を図ります。
- 緑を守り、育む行動に取り組みます。
- 空き缶やたばこなどのポイ捨てはしません。また、「まち」をきれいにする環境美化・清掃活動に取り組みます。
- 環境にやさしい農林業に取り組みます。
- 環境学習、環境教育の充実に努めます。
「地球にやさしい行動」の具体的な取り組み
「幕別町環境宣言」に沿って『地球にやさしい行動』を実行に移すために、次に掲げるライフスタイルを確立しましょう。
『地球にやさしい行動』といっても、難しいことに取り組むわけでありません。
家族構成やライフスタイルによってできないこと、準備にお金がかかることや工夫が必要なこともありますが、ほとんどがふだんの生活の中で『ちょっとした心がけ』で実践できることが多いので、今日からでもそれぞれの家庭で2つか3つは取り組めることがあります。
大切なことは、みんなが少しずつ継続して取り組むことです。
「環境のまち まくべつ」の輪をみんなで大きくひろげましょう。
1 省エネルギーの推進と新エネルギーの活用
(1)冷暖房の温度設定を見直す
- 冷房の温度設定を1℃高くする。
- 暖房の温度設定を1℃低くする。
(2)電化製品等の使い方を見直す
- 使っていない電化製品のプラグをコンセントから抜く。
- 冷蔵庫のドアの開閉回数を少なくする。
- 冷蔵庫にものを詰め込みすぎない。
- 電気ポットを長時間保温せず、お湯を使うときに沸かす。
- テレビの視聴時間を1日1時間減らす。
- 使っていない照明はこまめに消し、白熱電球は電球型蛍光灯に取り換える。
- 暖房便座・温水洗浄便座の便座・洗浄水の温度設定を下げる。
- 電化製品を買い替えるときは、省エネルギータイプのものを選ぶ。
(3)お風呂の使い方を見直す
- お風呂は間隔を置かずに入る。
- シャワーの使用時間を1分間短くする。
- お風呂の残り湯を洗濯に使う。
(4)自動車の使い方を見直す
- アイドリングストップを行なう。
- 発進時にはアクセルをやさしく踏み、加速の少ない運転をする。
- 停車時には早めにアクセルから足を離す。
- タイヤの空気圧をこまめにチェックする。
- エアコンの温度・風量をこまめに調節する。
(5)事業所での業務を見直す
- 使用済用紙をコピー機、FAX等で再利用する。
- 昼休みは支障のない範囲で照明を消す。
- 会議室、給湯室、廊下等は未使用時には照明を消す。
- 冷暖房の温度設定を見直す。
- 退社時には、パソコン、テレビ等電化製品のプラグをコンセントから抜く。
- 事務用機器の購入・リースの際には、省エネルギータイプのものを選ぶ。
- ノー残業デイを実施する。
- 自家用通勤を控えるノーマイカーデイを実施する。
- 施設の新築・改修の際には、太陽光発電など新エネルギーの活用に努める。
- 輸送エネルギーの少ない地元産の原材料の調達に努める。
2 省資源、リサイクルの徹底
- マイバックを持参してレジ袋を辞退する。
- 自宅用、贈答用など買い物の目的に合わせて過剰包装を断る。
- シャンプー、洗剤等は詰め替え可能な商品により容器を何度も使う。
- ごみの分別を徹底して、資源として再利用できるものをむだにしない。
- 生ごみを堆肥化して利用する。
- 生ごみを排出する際は、よく水切りをする。
- 廃食用油の回収、再資源化に協力する。
- 家具、電化製品などが壊れた場合は、修理をしてできるだけ長期間使う。
- 使用できるが必要なくなったものは、リサイクルショップやフリーマーケットなどを活用して必要とする人に使用してもらう。
3 緑の育成、保全
- 自宅の庭や事業所敷地に樹木を植え育てる。
- 公区や行政などの行う植樹・花壇整備等の活動に参加する。
- 公園やキャンプ場などでは、決められた場所以外では火は使わない。
- 登山道や散策道から外れて歩かない。
- 自然観察会などのイベントに参加して、自然に関心を持つ。
- 日常生活において近くの川や緑に目を向ける。
4 まちの美化
- 空き缶やたばこの吸殻など、ごみのポイ捨てをしない。
- 野外へ出かけたときは、ごみを持ち帰る。
- ごみの収集日と収集場所へ出す時間を守る。
- 公区、学校、企業、行政などで実施する清掃活動に参加する。
5 環境にやさしい農林業への取り組み
- 有機質肥料の使用や施肥法の改善により、化学肥料の使用量を減らす。
- 効率的な防除法などにより、化学合成農薬の使用量を減らす。
- 家畜糞尿等のバイオマスを肥料化などにより循環利用する。
- 農業用廃プラスチックは回収し、リサイクルする。
- 森林の育成・間伐、伐採跡地の植林など持続的な森林管理を行う。
- 除伐材や林地残材などは、エネルギーとして循環利用する。
- 作業用機器・車両等の導入にあたっては、省エネルギー型のものを選定する。
- 農地や農業用排水施設などの保全に努め、農村の自然環境や景観を守る地域活動に参加する。
- グリーンツーリズムなどに取り組み、自然とのふれあいの場を提供する。
6 環境学習への取り組み
- 家庭、地域、学校などで「地球にやさしい行動」について、みんなで考え、取り組む。
- 自然観察会などのイベントに参加して、自然環境の大切さを学ぶ。
- 地球の環境を守ることの大切さを若い世代へ伝える。
地球にやさしい行動チェックシートは、こちら(83KB)からダウンロードしてください。
防災環境課 地域環境係
〒089-0692 北海道中川郡幕別町本町130番地1
電話 0155-54-6601 / FAX 0155-55-3008
(土日・祝日を除く平日の午前8時45分から午後5時30分まで〔12月29日から1月3日までを除く〕)
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