「ピラ・リ」は、幕別の町を見おろす明野ケ丘公園に「展望できる施設」あるいは「公園の顔となるような施設」などを設置すべきでないかといった要望があったことから、幕別町の開基100年記念事業の一環として建設に取り組み、平成8年10月に完成しました。 「ピラ・リ」の設計は、約50人の町民が参加する「ワークショップ」という方法で行なわれました。この方法は、広く住民の声を聞き、一緒に計画を進め、住民の考えをうまく計画に反映させていこうとするもので、この方法について詳しい音更町万年に本社のある「高野ランドスケープ・プランニング」に基本計画および設計を委託し、そこで作られたいくつかの原案を基に、参加された町民の皆さんは自由に意見や施設に託す夢を語り、基本となる絵づくりを進め、平成6年12月の第1回の開催から2年間、通算5回のワークショップを行なって、現在の形に決定しました。 「ピラ・リ」は、アイヌ語で「偉大な崖」を意味します。これは、幕別市街の旧名・止若がアイヌの人々に「ヤムワッカ・ピラ」(清らかな水の湧き出る崖)と呼ばれていたことに由来していて、その名の示すとおり、施設の形状は「崖」をモチーフとしています。また、「ピラ・リ」にはもう1つ、「未来を見つめる大地の眼」というイメージがあります。これは、「ピラ・リ」に、明野の山頂から幕別の町やそこに住む人たちの幸せを見守り続けてほしいとの願いが込められています。なお、同施設には地上から8メートルの高さを持つ展望塔も設置されていて、幕別市街や広い農地、日高や大雪の山並みの大パノラマを楽しむことができます。
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